仕事を選んで両立させる

育児中のママが社会に出て働くことは難しい。地方であれば、親戚付き合いが残っていることも多いため、親戚に子どもを預けることもできるだろう。しかし、東京のような都会では、頼れる人が一人もいないというケースは少なくない。地方から出てきたがために、親戚が近くにいない人が多いのだ。そうした人達は、職に就くこと事態が困難になる可能性が極めて高く、休職や退職という道を選ぶ人も多い。一時的とはいっても、能力のある女性が社会に出られなくなるのは損失以外の何物でもないだろう。この問題を解決するためには、社会全体で育児中のママの働き方について考える必要がある。
最近では、女性が働きやすいような環境を整えている業界も出てきており、医療業界はその代表例だ。総合病院のような大型の医療機関になら、託児所がある場合も少なくない。育児休暇はもちろん、時短勤務制度が導入されていて、夕方になる前には仕事を終えて家に帰れる場合もある。こうした育児中のママへの支援制度が充実している業界に入れば、育児と仕事の両立が叶うのだ。
頼れる人が周りにいないなら、育児と仕事の両立が可能な業界を自分自身で選んでいくのが一番だろう。ただ、誰もが理想の仕事にありつけるわけではないのも当然だ。その場合には、役所に相談をしてみるのが正解となる。自治体によっては、一時預かりの制度が無料で使えることもあるからだ。行政の支援を受けながらなら、女性であっても育児と仕事の両立が容易になるだろう。